今日は、「正社員」という肩書きにしがみついてきた自分と、
ようやく見えてきた“本当に大切だったこと”について、
静かに振り返ってみようと思います。
■ 正社員になれば安心…のはずだった
「正社員でいれば安定」
「ちゃんと働いていれば、未来はなんとかなる」
そう信じて、私は30代を走り続けてきました。
でも――
気づけば、心も体もすり減り、時間もお金も余裕はなく、ただ“我慢する日々”が続いていただけでした。
今だから言える結論があります。
本当に必要だったのは、「正社員という立場」ではなく、「心の余裕と選べる力」だった。
■ なぜ気づけなかったのか
正社員であることは、世間的には、安心に感じるかもしれません
でも実際には…
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長時間労働、休みの少なさ
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頻繁な異動と、遠距離通勤
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サービス残業や理不尽な人間関係
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そして、「辞めたい」と言えない空気
たしかに給料は出る。でも、心が疲れていくばかりの生活でした。
「正社員じゃないとダメだ」
そんな“呪い”のような思い込みに、私は縛られていたのだと思います。
■ 30代で失ったもの、そして今の気づき
30代の私は、投資も貯蓄もせず、
「正社員なら将来は安泰」と、自分を納得させていました。
でも現実は違いました。
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資産は増えず、気持ちは焦るばかり
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異動による環境の変化でストレスは増加
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心が疲れ、休日も休んだ気がしない
そして今。
40代に入り、ようやく少しずつ気づいてきたんです。
✔ 正社員の肩書きより、「お金を育てる力」が大切だったこと
✔ 周りに合わせるより、「自分の暮らしを守る働き方」が必要だったこと
✔ そして、無理を続けるより、「生活の選択肢を持つ」ことが本当の安心だったこと
■ 今の私が選び直しているもの
今、私は資格取得に向けて勉強をしています。
バイトでも契約でも、「自分に合った形で働く」ための準備をしています。
資産も、ようやく積み上がってきました。
まだ先は長いけれど、「正社員じゃなくても、やっていける道」は見えてきました。
■ あのときの自分に言いたいこと
もし30代の自分に声をかけられるなら、こう言いたいです。
「正社員じゃなくても大丈夫」
「お金の知識と、自分の気持ちを大事にして」
「ちゃんと働いているだけで、もう十分立派だよ」
■ 最後に:今、同じように悩んでいるあなたへ
「正社員でいるべき」
「辞めたら人生終わるんじゃないか」
そんな不安でいっぱいの人が、きっと今もたくさんいると思います。
でも、大切なのは肩書きではなく、自分が納得できる働き方と暮らし方です。
社会の“正解”ではなく、あなた自身の“納得”を、どうか少しずつ取り戻していけますように。
もし、この文章が誰か一人でも、「このままでもいいのかもしれない」と思えるきっかけになれば嬉しいです。