先日、近しい人を見送りました。
元気であったはずの方が突然旅立たれ、驚きと共に現実感の乏しい時間が続きました。
この経験を通じて、自身の親について改めて考える機会を得ました。
日常の中で当たり前と思いがちな「共に過ごす時間」の尊さや、
そのかけがえのなさを改めて実感しています。
忙しさに流されがちな毎日の中で、一度立ち止まり、
身近な人との関係を見つめ直すことの重要性を感じています。
つい最近まで元気だったのに、あっという間で、ただただ驚いています。
「まさか、そんなに急に…」
そう思っても時間は止まってくれず、現実は静かに進んでいきました。
命って、本当にあっけなく終わることもあるんだなと、改めて感じました。
自分に何かできたかというと、正直、ほとんどありません。
でも、この出来事を通して、「今ここに誰かがいてくれること」がどれほど大事なのか、
心にしみるように思いました。
顔を見て話すこと、同じ空間で過ごすこと、
そういう日常が、どれだけ貴重でありがたいことか――
そこから自然と、自分の親のことが頭に浮かぶようになりました。
一緒に暮らしていて、普段は気をつかったり、ストレスを感じたり、
「なんでこんなに自分ばかり…」なんて思ってしまう日も正直あります。
でも、もし突然いなくなったら?
そう考えたとき、胸が詰まるような気持ちになります。
今元気でいてくれること。
それは、当たり前のようでいて、当たり前じゃないんですよね。
毎日の中で、自分のことで精一杯になってしまうけれど、
「目の前にいる人を大切にする」って、
結局のところ、すごくシンプルで、すごく大事なことなんだと思います。
近しい人が旅立ったことは、自分の中に静かに問いかけを残しました。
まだ答えは出ないけれど、
今日から少しだけ、親との時間を意識して過ごしてみようと思います。