人生・働き方

あと2年5ヶ月で仕事を辞めると決めた理由。40代の転機をどう迎えるか

 

21年働いた仕事を、あと2年5ヶ月で辞めると決めた。

安定を手放す不安と、心の平穏を取り戻したい願い。

40代の転機を静かに見つめる、少し切ない決意の記録。

 

はじめに

「あと2年5ヶ月で仕事を辞めよう。」

そう心の中で決めたのは、ある日の夜だった。

衝動ではなく、静かに積み重なってきた思いが形になった瞬間だった。

辞めたい理由は一つではない。

ただ、もうこの働き方では心がついていかない。

 

21年間の積み重ねの中で気づいたこと

21年間、スーパーマーケットという同じ業界で働いてきた。

長時間労働、休日出勤、異動の多さ、上司との摩擦。

どれも「社会人として当たり前」と言い聞かせてきた。

 

けれど、ある時ふと考えた。

「このまま60歳まで続けるのか」

そう思うと、胸の奥が重く沈んだ。

生活は安定しているはずなのに、心のどこかがすり減っていく感覚。

それを無視できなくなった。

 

手放すことへの不安と、得られるもの

辞めることへの不安はもちろんある。

安定した収入、社会的な立場、周囲の目。

それらを手放すのは勇気がいる。

 

それでも、「心の平穏」と「自分の時間」を取り戻せるなら、

失うものよりも得るもののほうが多いと感じている。

生きるうえで一番大事なのは、誰かの期待ではなく、

自分の心が穏やかでいられることだと思う。

 

資格と資産がくれた小さな自信

登録販売者の資格に合格したことも、背中を押してくれた。

新しい働き方を探すための道が少しずつ見えてきた。

資産も2000万円を超え、サイドFIREという現実的な選択肢が浮かび上がる。

 

「あと2年5ヶ月」は、辞めるための準備期間ではなく、

次の生き方に向けた“助走期間”にしたいと思っている。

焦らず、できることを少しずつ整えていく。

 

40代の転機は、やり直しではなく見直し

40代の転機は、人生をやり直す最後のチャンスではない。

これまで積み重ねてきた自分を、静かに見つめ直す時間だと思う。

 

今すぐすべてを変えることはできない。

けれど、「もう我慢しない」と決めたことで、

心の中に小さな光が灯った気がする。

 

無理せず、焦らず。

次の一歩を自分のペースで踏み出していく。

その先に、ようやく自分らしい生き方が待っている気がしている。

 

おわりに

これからの2年5ヶ月は、「終わり」ではなく「始まり」だと思っている。

仕事を手放しても、人生は続く。

そしてきっと、今よりも少し静かで、少し自由な時間が待っている。

 

次回は、辞めたあとの働き方について、もう少し現実的に考えてみたいと思います。

ABOUT ME
izumi206
北海道在住。40代独身。 現在、小売業にマネージャーとして勤務。 長時間労働、異動の多さ、将来への不安からサイドFIREを目指すように。 資産形成、家計管理、支出の見直し。簿記、FP、登録販売者資格、第2種衛生管理者を取得。現在、40代からの人生戦略を発信中。 同じように悩みを抱える方へ、少しでもヒントや励ましになれたらと思います。

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