周りは我慢している。でも私は我慢できなかった
「みんな我慢して働いてるんだから、あなたも頑張らないと」
そんな言葉を、何度聞いたかわかりません。
確かに、そうかもしれません。
でも私は……どうしても我慢できなかった。
心と体が、もう限界だった
職場ではパワハラ、長時間労働、サービス残業。
異動は頻繁で、慣れた頃にはまた新しい場所。
遠距離通勤に、休憩もろくに取れない日々。
「これが社会人として普通」
「どこへ行っても同じ」
そんな空気の中で、私はずっと違和感を抱えていました。
「我慢するのが正しい」と思い込んでいた
同じ部署の人たちは、もっと辛そうでも何も言いません。
疲れた顔で、それでも仕事を回し続けている。
そんな姿を見て、私は「自分が甘いのかな」と自分を責めました。
でも、体調を崩し、心がどんどんすり減っていく中で、
「このままでは壊れてしまう」と感じました。
それでも周りは前へ進んでいく
そんな中でも、ふとまわりを見渡すと——
誰かは昇進し、誰かは家庭を持ち、副業で稼いでいる人もいる。
疲れているはずなのに、成果を出して評価されている人もたくさんいます。
それに比べて、我慢できなかった私は、ただ現実から逃げたようにも思えました。
「私は何をしてきたんだろう」
「止まったどころか、後退しているんじゃないか」
そんな焦りや情けなさで胸が締めつけられる日もありました。
それでも、自分の道を選びたかった
でも、
誰かの成功をうらやんで苦しむよりも、
自分の心と体を守ることの方が、ずっと大切だったんじゃないかと。
ブログを書くこと、投資を学ぶこと、登録販売者の勉強。
不器用でも、遠回りでもいい。
これからの自分に必要なものを、自分のペースで取り戻していきたいと思いました。
正解なんて、今は分からないけど
正直、どちらが正しかったのかは今も分かりません。
我慢を続けた方がよかったのか、違う道を選ぶべきだったのか——。
それでも、今の私には「働く」以外の選択肢はありません。
不安も迷いも抱えながら、それでも前に進んでいくしかないのです。
だからこそ、自分にとって納得できる生き方を探し続けたい。
それが、私なりの“生き直し”なのかもしれません。
