「資産3000万円あれば、サイドFIREできる」
そう思っていた自分。でも、計算してみると現実は意外と厳しいものでした。
株価の変動、毎月の生活費、そして長く生きるリスク…。
今回は、私自身の体験をもとに『40代で知っておきたい、現実的な資産運用と取り崩しの考え方』をお伝えします。
資産運用の現実に向き合う
私の場合、資産2600万円をオルカンとS&P500に投資して、年利7%を目安に運用しています。理論上は順調でも、現実には毎月資産額が変動し、安心できるとは限りません。
さらに、毎月8万円を取り崩すシミュレーションをしてみると…62歳時点で資産は4600万円に増えますが、70歳まで生きると資産は600万円しか増えないのです。
数字だけを見ると、「十分じゃないか」と感じるかもしれません。
でも大事なのは、この数字を知ることで今後どう行動すればいいかを考えられることです。
生活費の現実を知る
私が実際に必要な生活費は、月に約24万円。
資産だけで生活するのは、正直なところ厳しい状況です。
そこで現実的な選択肢として、バイトや副業で15万〜20万円を補う方法を考えています。無理に豪華な生活を目指すのではなく、「必要な額を正確に把握すること」が、安心につながります。
働き方の選択肢
現実的には、スーパーやドラッグストアでのパート・バイトなど、負担が少なく続けやすい働き方もあります。
資産がある程度ある今、「生活費を補う程度の働き方」を選べば、無理なく暮らせます。
ポイントは、自分が続けられる働き方を選ぶこと。焦らず、自分に合った形で生活と資産運用を両立することが大切です。
ここで実際のシミュレーション結果をもとに、複利の仕組みとリスクをさらに掘り下げてみましょう。
ここで実際のシミュレーション結果をもとに、複利の仕組みとリスクをさらに掘り下げてみましょう。
シミュレーションで見えた「複利の力」と「落とし穴」
毎月8万円を取り崩しながら年利7%で運用した場合、62歳時点で資産が4600万円に増えるのはなぜでしょうか。
答えは複利の効果です。元本2600万円に対して年間約180万円の運用益が生まれ、取り崩し額(年96万円)を上回るため、資産は増え続けます。
しかし70歳以降、取り崩し額が運用益を超え始めると、資産は急速に減っていきます。これが「長生きリスク」の正体です。
なぜ70歳で資産が激減するのか
資産が減り始める主な理由は3つです。
1つ目は、取り崩し額の固定化です。生活費は年齢とともに医療費などで増える場合があり、取り崩し額も増える可能性があります。
2つ目は、運用期間の短縮です。年齢が上がるほど、複利が働く時間が短くなります。
3つ目は、心理的な変化です。資産が減り始めると「もっと保守的に運用しよう」と思いがちで、利回りが下がるケースがあります。
パート収入を加えると劇的に変わる
月8万円の取り崩しを月5万円に減らし、差額3万円をパート収入で補うだけで、資産の寿命は大きく延びます。
私の試算では、パート収入月15万円を65歳まで続けると、85歳時点でも資産2000万円以上を維持できる計算になります。
「少しだけ働く」という選択が、老後の安心を大きく左右するのです。
今すぐできる一歩
まず自分の「月々の生活費」を正確に書き出してみてください。
なんとなくの感覚ではなく、固定費と変動費に分けて数字にする。それだけで、シミュレーションの精度が一気に上がります。
数字は怖くありません。知ることで、不安は必ず小さくなります。
シミュレーションで未来を「見える化」する重要性
老後の資産不安を解消する最初のステップは、「数字を直視すること」です。漠然とした不安を抱えたまま過ごすより、シミュレーションで現実を把握する方が行動に繋がります。
たとえば「65歳から月20万円を取り崩し、年率3%で運用する場合、資産2000万円は何年持つか?」という計算をするだけで、「あと10年で枯渇する」「このペースなら大丈夫」という判断が即座に下せます。
重要なのは、悲観的なシナリオと楽観的なシナリオの両方を試すことです。最悪のケースを知ることで、今からどれだけ積み立てれば安心できるかが明確になります。計画は不安を生みますが、具体的な数字は逆に安心を生み出します。
まとめ:今日から始める、あなたのサイドFIRE計画
- 資産2600万円でも、パート収入と組み合わせればサイドFIREは現実的な選択肢になる
- 鍵は「利回り・取り崩し・パート収入・年金」の4つをセットで考えること
- 生活費を1円単位で把握するだけで、計画の精度が一気に上がる
最初の一歩はたった1つです。
「今月の生活費をメモする」——それだけで、あなたのサイドFIRE計画は動き始めます。
漠然とした不安は、数字に変えることで必ず小さくなります。まず自分の数字を出してみてください。